千年希望の丘
せんねんきぼうのおか震災復興のメモリアルパーク ~千年先の子どもたちへ教訓を~
「千年希望の丘」は、千年先の子どもたちが笑顔で幸せに暮らせるように、との願いが込められた復興の象徴であり、慰霊と震災伝承、防災教育の役割を担うメモリアルパークです。岩沼市の沿岸部、南北約10㎞に震災前の集落名(相野釜、藤曽根、二野倉、長谷釜、蒲崎、新浜)を残した6つの公園と、これらをつなぐ園路や関連施設があります。この丘は防災集団移転跡地に、市内の震災がれきの約90%にあたる約57万4千トンが再生資材として利用されてつくられました。これにより、海側から、防潮堤、千年希望の丘、貞山堀の護岸、かさ上げ道路(玉浦希望ライン)が整い、津波からの「多重防御」が完成しました。2013年からは、ボランティアの方々により21種の樹木約40万本の植樹が行われました。15~20年後には立派な「緑の堤防」が完成する予定です。
仙台空港から約800mの場所にある「相野釜公園」には、震災伝承施設としての交流センターと、慰霊碑、避難丘、広場などとともに、被災した火の見櫓や住居跡などを震災遺構として保存しています。交流センターでは、大津波の記憶や教訓、復興の様子などについて、写真やパネル展示、ビデオ映像を見て詳しく知ることができます。また、語り部から震災時の話を聞いたり(要予約・有料)、レンタサイクル(有料)で6つの公園や遺構、関連施設などを見て回ったりすることもできます。
各公園にある「避難丘」は全部で14号丘まであり、人々がいつでも避難できるよう、頂上のあずま屋を大型テントにできるほか、防災かまどベンチや携帯電話の充電器具(ソーラー照明)なども備えられています。
【対応言語:英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語】
・英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語の字幕版の映像があります。
・英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語の解説書(無料)があります。
・日本語と英語が併記された展示物(一部)があります。
基本情報
- 住所
- 宮城県岩沼市下野郷字浜177番地
- 営業時間
- 9:00~17:00
- アクセス
- ・仙台空港から車で5分、徒歩17分
・仙台東部道路仙台空港ICから車で10分
・JR仙台駅からJR館腰駅まで17分/JR館腰駅から車で13分
- 駐車場
- 80台、大型車両2台
- 公式サイト
- https://sennen-kibouno-oka.com/
問い合わせ先
- 問い合わせ先
- 千年希望の丘交流センター
- 電話番号
- 0223-23-8577
- FAX番号
- 0223-23-8577