イタヤ細工(秋田県仙北市)(秋田県仙北市)
いたやざいく(あきたけんせんぼくし)角館のイタヤ細工は、イタヤカエデの若木の幹を帯状に裂いてこれを編み、さまざまなものを作ります。
その技術は、寛政年間(1790年頃)に農村におこった副業が、発展したものといわれていますが、はっきりした資料や記憶は残されていません。そのことは純然たる農村の手工芸であることを物語っており、わずかにその発生に素朴な昔話めいたことしか伝えられていないことは、イタヤ細工こそが民俗工芸の典型であるといってもいいでしょう。
細工は、細い帯状の材料を原木から得る工程と、帯状のものを編む工程に分かれていますが、そのほとんどが手作業です。カッコベ(腰に下げる魚篭のようなもの)、小ツヅラ等があり、玩具としてイタヤ狐、イタヤ馬などが一般的です。イタヤの持つ白い木肌の素朴さから相まって深い味わいのある工芸品として愛されています。
基本情報
- 住所
- 秋田県仙北市仙北市角館町上菅沢394-2
- 営業時間
- 9:00~16:00
- 休業日
- 不定休
- アクセス
- 車
*協和ICより角館バイパス経由で約30分
*盛岡ICより国道46号線経由で約75分
公共交通機関
*秋田新幹線こまち JR角館駅より徒歩約20分 - 駐車場
- 市営桜並木駐車場(普通車:1日500円)
- 公式サイト
- 田沢湖・角館観光協会
問い合わせ先
- 問い合わせ先
- 仙北市観光情報センター「角館駅前蔵」
- 電話番号
- 0187-54-2700
- FAX番号
- 0187-54-1755