サイトギ
さいとぎ舞い上がる火の粉で作柄を占う
二戸市似鳥地区にある似鳥八幡神社では、サイトギ(井桁に組んだ木のやぐら)を燃やした際の火の粉の舞う方向と雑穀で作ったオコモリの崩れ具合でその年の作柄を占う伝統行事があります。
国選択無形民俗文化財にも指定されており、毎年旧暦の1月6日の春の例大祭に合わせて行われます。
太鼓の音が響き渡るなか、裸参りを終えたふんどし姿の男衆が威勢のいい声とともに燃え盛るサイトギを揺さぶる姿は圧巻です。
■サイトギ
毎年、1月3日にやぐらが組まれ、9尺以上の高さがあります。やぐらを燃やした時に舞い上がる火の粉が石段側に流れれば豊作、神社側であれば凶作とされ、風向きによって自然の変化を判断します。
■オコモリ
米、麦、ヒエ、アワ、キビを混ぜ込んで炊いたものを剣状に模り、一晩凍らせた供え物です。オコモリが崩れたり、虫がたかっていると凶作、しっかりと形を保っていれば豊作とされています。
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