国指定天然記念物「浪打峠の交叉層」

くにしていてんねんきねんぶつ     「なみうちとうげのこうさそう」

海辺を想わせる交叉層

  • 浪打峠の交叉層①
  • 浪打峠の交叉層②
  • 浪打峠の交叉層③

交叉層とは、もともと地層が斜めに交叉する小規模な層のことで、荒い砂岩で作られた層の中には、ホタテ貝などの化石の砕屑物が点在し、美しい縞模様となっています。

浪打峠の交叉層は今から1500万年前、ここが浅い海だったときに堆積した物と考えられています。

古くから和歌に詠まれた陸奥の名所「末の松山」は、宮城県多賀城市の「末の松山」ともいわれますが、一戸の浪打峠とする説もあり、明治天皇が巡幸された際は陸奥の名所「末の松山」の地として浪打峠が野立所となっています。

昭和16年8月1日に国指定天然記念物に指定されています。


基本情報

住所
岩手県二戸郡一戸町一戸字大越田一戸字大道沢
アクセス
IGRいわて銀河鉄道一戸駅から車で30分
公式サイト
浪打峠の交叉層
所要時間
30分

問い合わせ先

問い合わせ先
一戸町教育委員会世界遺産課文化財係
電話番号
0195-33-2111
FAX番号
0195-32-2001
メールアドレス
isan@town.ichinohe.iwate.jp