国指定天然記念物 「実相寺のイチョウ」
くにしていてんねんきねんぶつ 「じっそうじのいちょう」雄木ながら実をつけるイチョウの珍木
イチョウの円錐形の美しい樹形と秋の黄葉の見事さは、この木に対する印象を格別のものにしており、神社境内や公園などに植えられることが多い木です。
実相寺のイチョウは、樹高約25メートル、イチョウとしては巨木でもありませんが、雄木でありながら小枝の一部に雌花がつき、実を結ぶイチョウとして国の天然記念物となっています。
イチョウは雄木と雌木の区別があり、雄花は1本の軸におしべが房状につき春に花粉を出します。風によってその花粉は数十キロ遠方にも達すると言われており、近くに雄木がなくても雌花は受粉し、実を結びます。現在では実をとるためにつぎ木している人もいますが、実相寺のイチョウはつぎ木しなくても雄木の一部に実が着く珍しい木です。
昭和13年12月14日には国指定天然記念物に指定されています。
基本情報
- 住所
- 岩手県二戸郡一戸町一戸字大沢
- アクセス
- IGRいわて銀河鉄道一戸駅から徒歩10分
- 公式サイト
- 実相寺のイチョウ
- 所要時間
- 30分
問い合わせ先
- 問い合わせ先
- 一戸町教育委員会世界遺産課文化財係
- 電話番号
- 0195-33-2111
- FAX番号
- 0195-32-2001
- メールアドレス
- isan@town.ichinohe.iwate.jp