宮城の教育旅行

南三陸や松島で震災語り部の講話を聴きながら学ぶ防災・減災学習や、豊かな自然を活かした農業、漁業、林業の体験ができます。南三陸や伊豆沼・長沼で環境学習が行えるのも魅力です。

宮城の震災学習

震災語り部クルーズ

俳人松尾芭蕉・仙台藩主伊達政宗公ゆかりである日本三景松島の名勝の島々を間近に見ながら、遊覧船内で語り部ガイドによる「松島復興語り部クルーズ」を実施しています。震災時の様子や自身の被災体験、命や家族のありがたさ、日常生活における人々の繋がりがいかに大切かを聞くことができます。

南三陸311メモリアル

南三陸311メモリアルは、防災・減災について自分ごととして考えるためのプログラムを提供する震災伝承ラーニング施設です。被災した地域住民の貴重な証言をヒントにしながら、「自然災害から自分の命を守るための日頃の備え」を考えます。また、一次産業や環境学習、SDGs関連プログラムなど、地域全体を学びのフィールドにした体験学習プログラムも。

気仙沼線BRT・大船渡線BRT

東日本大震災で甚大な被害を受けた、気仙沼線、大船渡線。深刻な被害が広範囲に及んでおり、復旧にあたり多くの課題がありました。 そこで、できるだけスピーディに安全で便利な高速輸送サービスを提供できるよう、JR東日本では「BRT」の運行を開始しています。鉄道とも路線バスとも異なるBRTならではの柔軟な交通システムは、新しい形の交通輸送路として注目されています。震災学習を切り口とした、新しいスタイルの公共交通機関について「震災・防災学習」向けにご紹介しています。

宮城の農業・漁業体験

南三陸町農林漁業体験

参加者自身へ直結しているかもしれない「食」に関する課題を、南三陸町の漁業・海の環境を通して考える『南三陸アクティブラーニング』。実際の震災を経験した場所で、震災の経験者から教わる役立つ知識ととっさの判断力を身につけるための実践型プログラム『防災キャンプそなえ』。 ほかにも、南三陸の自然豊かな恵みを活かして学べる、様々なプログラムが用意されています。

登米の農泊

登米市は平坦な穀倉地帯で、「赤とんぼが乱舞する産地を目指そう」を合言葉に、農薬や化学肥料の使用量を出来るだけ少なくして、環境そして人に優しい安心・安全な「環境保全米(特別栽培米)」を地域全体で栽培しています。農泊し、田舎のゆったりとした時間の中でありのままの暮らしを体験しながら、農家の暮らし・農業にかける心意気などを学ぶことができます。

宮城のSDGsプログラム

JRフルーツパーク仙台あらはま

東日本大震災で被災した仙台市若林区荒浜に、「この場所をもう一度、人々の笑い声と笑顔が集う場所にしたい 」という想いのもと、2021年3月に開園しました。イチゴ・ブドウ・リンゴなど8品目150品種以上の果実が超省力・高品質生産の技術により栽培されており、震災復興や地域貢献、農業振興などのさまざまな取り組みを見学できます。

仙台うみの杜水族館

東日本大震災からの復興を象徴する水族館として2015年7月1日にオープン。”海と人、水と人との、新しい「つながり」をうみだす水族館”をコンセプトに、日本・東北の海や川などの自然と、世界からの支援をテーマとした展示を行っています。宮城・東北とゆかりの深い生きものの調査・研究、地域のみなさまと連携した環境保全活動など、宮城・東北の海をはじめとした自然環境の改善を目標としたさまざまなSDGs活動に関する取組から得た知見を学ぶことができます。

宮城の自然

伊豆沼・内沼

水生昆虫や魚類、鳥類など多種多様な生き物が生息しており、極東ロシアから渡ってくるガンやハクチョウ類の越冬地であることから、ラムサール条約の登録湿地として国内で2番目に指定された「伊豆沼・内沼」。伊豆沼の近くにある有限会社伊豆沼農産では、地域資源を活用した6次産業化の取組み、地域住民を主役にした新しいビジネスモデル、自然環境と農業との関連性等を学ぶことができます。