地域における祭りの価値を考える青森県2泊3日コース

時間
所要時間 : 2泊3日
アクセス
主な交通手段 : 航空機・バス・徒歩・船
エリアマップ 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県

青森を中心とした、「SDGsプログラム学習+地域の文化を体験できる主要観光地」を組み合わせた修学旅行コースです。

SDGs目標の11「住み続けられるまちづくりを」等をテーマに、青森の伝統的な祭り「ねぶた・ねぷた」の関連施設を巡ることで、同じ県内でも地域によって異なる継承方法や歴史、生活文化に触れ、祭りに込められた人々の思いを学びます。また、学校の授業(国語や社会、美術)で学ぶ偉人・文化人に関連のある施設もコースに加え、日頃の授業への関心を高めます。

START
1日目
青森空港~青森市内(約40分)

特別史跡・三内丸山遺跡(見学・昼食)

特別史跡・三内丸山遺跡(見学・昼食)

平成4年(1992年)から始まった発掘調査で見つかった、縄文時代前期~中期の大規模な集落跡です。

三内丸山遺跡の特徴は、縄文時代の集落の全体像や、当時の人々の生活の様子が具体的に分かること。その重要性から、令和3年(2021年)7月には三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」が、世界文化遺産に登録されました。

約45分

津軽三味線会館(見学・鑑賞・音出し体験)

津軽三味線会館(見学・鑑賞・音出し体験)
津軽三味線発祥の地である金木町で、その歴史や郷土芸能などを知ることができる施設です。津軽三味線のルーツや歴史、津軽民謡、郷土芸能等を紹介する展示室をはじめ、舞台演奏ができる多目的ホールでは、毎日津軽三味線の生演奏が行われ、迫力ある響きを堪能できます。プロから津軽三味線の体験指導を受けるコンテンツも選べます。
約5分

太宰治記念館「斜陽館」(見学)

明治40年に建てられた太宰治の生家。

太宰治記念館「斜陽館」(見学)

中学生の教科書に掲載されている「走れメロス」をはじめ、多くの名作を残した文豪「太宰治」。その父親で大地主だった津島源右衛門が明治40年(1907年)に建てたものが、現在の太宰治記念館「斜陽館」となっています。

館内各所の説明パネルや展示物から答えを導くクイズで、楽しみながら太宰治の生活や作品に触れる教育プログラムをご用意しています。

約50分

鰺ヶ沢温泉(宿泊)

鰺ヶ沢温泉(宿泊)
鰺ヶ沢は弘前領随一の北前船の湊でした。昔から漁業も盛んな海の町の温泉は、塩分の強い温泉。約30万年前の海水が温泉として湧き出したもので、湯は柔らかく、すべすべする肌触りが特徴です。
2日目
約30分(車窓より青森名物街道・焼きイカ通りを見学)

立佞武多の館(見学)

高さ23メートルの立佞武多がお出迎え!

立佞武多の館(見学)

高さ約23メートルの大型立佞武多が展示されており、螺旋状のスロープを下りながらじっくり観覧することができる施設です。

五所川原のねぶたは「五所川原立佞武多」と呼ばれ、立ち上がった姿が特徴。お囃子は他の地域と比べると軽やかな調子のものが多く、気分をパッと明るくしてくれます。

約60分

ねぶたの家 ワ・ラッセ(見学)

ねぶたの家 ワ・ラッセ

ねぶたの家 ワ・ラッセ(見学)

青森市文化観光交流施設として2011年1月にオープン。ねぶた祭の歴史や魅力を余すことなく紹介し、1年を通じてねぶたのすべてを体感することができる施設です。

青森のねぶたは豪快で華やか。人形型で立体的なねぶたの周りを、跳ねるように踊るハネトが囲みます。ワ・ラッセでは、ハネト体験をすることができます。

約70分

津軽藩ねぷた村(昼食・見学・体験)

津軽の魅力をまるごと体験できる施設

津軽藩ねぷた村(昼食・見学・体験)

弘前の夏の夜を彩る重要無形民俗文化財 弘前ねぷたまつりをはじめ、津軽の民工芸品、津軽三味線の生演奏など、津軽をまるごと見て、体験できる施設です。

弘前のねぷたは扇形になっており、上品で華やか。大きな和太鼓からは重厚感のある音が響き、軽やかな横笛や鉦が重なって、辺り一帯とても賑やかになります。

約10分

弘前公園(弘前城跡)(散策)

現存天守・弘前城と四季折々の美しさを楽しめる

弘前公園(弘前城跡)(散策)
1611年に築城された弘前城は、1895年5月から「弘前公園」として開園し、以来、多くの市民や観光客に親しまれています。江戸時代から残る天守、5棟の城門、3棟の隅櫓は、国の重要文化財に指定されています。
弘前公園には、52種、約2,600本の桜が植えられており、「日本三大桜の名所」に数えられる桜の名所です。樹齢140年を超える弘前公園最長寿のソメイヨシノ、ライトアップされた夜桜、桜の花びらが濠一面を埋め尽くす「花筏(はないかだ)」など、見どころも多く、毎年4月下旬から5月上旬に開催される「弘前さくらまつり」には、県内外から多くの人々が訪れます。現在、弘前城天守は石垣の修理のため曳家により本丸の内側へ移動しており、今だけの期間限定で、津軽富士と言われる岩木山と桜と天守を一緒に写真におさめ、楽しむことができます。
また、秋には約1,000本のカエデや2,600本の桜の紅葉が鮮やかに色づき、菊の装飾やフラワーアートが会場を彩る「弘前城菊と紅葉まつり」、冬には市民手づくりの約150基の雪燈籠や雪像、灯りがともされた約300基のミニカマクラ群など、幻想的な世界が広がる「弘前城雪燈籠まつり」が開催され、四季折々の美しい光景を楽しむことができます。
約40分

大鰐温泉郷(宿泊)

開湯800年以上の歴史ある温泉

大鰐温泉郷(宿泊)
東国を行脚していた円智上人発見したといわれる開湯800年以上の歴史ある大鰐温泉。江戸時代には津軽藩主が大鰐に御仮屋を設け、湯治をしたという記録があり、それ以降、大鰐には湯の管理人となる「湯聖(ゆひじり)」がおかれるようになったと伝えられています。平川の清流の傍らに居並ぶ温泉宿や昔ながらの共同浴場が、津軽の奥座敷として古くから親しまれてきた温泉郷の情緒を感じさせてくれます。
地元の人に昔から愛される共同浴場では、早朝から夜にかけて温泉道具を持った人が、各人の好きな時間帯に浴場に向かう姿が見られます。それはまさに温泉街ならではの光景です。また、いつでも温泉に行けるように自家用車に温泉道具を準備しておくスタイルも大鰐ではスタンダードです。
情緒ある昔ながらの浴場のファンも多く、町外からのリピーターもいます。歴史ある温泉にゆっくり浸かって体の疲れを癒してはいかかでしょうか。
•大鰐町地域交流センター「鰐come」  (0172-49-1126)
•若松会館(0172-48-4001)•大湯会館(0172-47-8244)•青柳会館(0172-48-4002)
町中にある3カ所の足湯もお気軽に利用できるため大人気です。
•駅前おもてなし足湯 6:00~19:00 (5/1~8/31) 7:00~18:00 (9/1~4/30) •ホットパーク加賀助(9時~18時/4月~11月末まで営業)•湯魂石薬師堂(7時~18時/4月~11月末まで営業)
3日目

奥入瀬渓流館(見学・説明)

奥入瀬渓流館(見学・説明)
奥入瀬渓流は全国屈指の自然観光地。十和田湖を源流に太平洋に流れるおいらせ川の最上流部14km区間を奥入瀬渓流と呼びます。数々の滝が注ぎ込む渓谷の森は、樹木、野草、苔、シダなどをゆっくりと鑑賞できる野外博物館です。その入口に位置するのが奥入瀬渓流館(OIRASE FIELD MUSEUM GATE)。自然情報の展示やミュージアムショップ、青森りんご専門店「あら、りんご。」カフェなどが入る奥入瀬のエコツーリズム拠点施設です。

奥入瀬渓流(散策・約45分)

ミシュランにも選ばれた東北随一の景勝地。爽やかな清流沿いは絶景の連続!

奥入瀬渓流(散策・約45分)
ミシュラン・グリーンガイドで二つ星に選ばれた東北随一の観光名所、奥入瀬渓流。約14km続く渓流は、どこを歩いても絶景の連続。バスや車でビュースポットをめぐるのも良いですが、時間と体力が許せばぜひ歩いて散策を。自然で作られた緑のトンネルや遊歩道を散策すれば、澄みきった森の空気や、木漏れ日にきらめく水面、表情豊かな清流、葉や苔の可愛らしさなど、自然が織りなす美しさをあますことなく堪能できます。
写真を撮るのが好きな人は、下流から上流へと散策するのがおすすめ。下から撮った方が光の関係できれいに映ります。高低差も歩くのが苦になるほどではありません。十和田湖畔の遊覧船発着所(「子ノ口」バス停)をスタートし、奥入瀬渓流館近くの「焼山」バス停をゴールとした、フルにまわる約4時間のトレッキングコースは以下の通り。子ノ口→(20分)→銚子大滝→(50分)→雲井の流れ→(30分)→雲井の滝→(30分)→馬門岩→(15分)→)石ケ戸→(70分)→焼山
ベストシーズンは5月中旬~6月中旬の新緑の頃。紅葉が美しい10月中~下旬も人気。オンシーズンは渋滞になることも。早朝の散策なら混雑を避けられる上、朝靄に木漏れ日が射し込む幻想的な見られるかもしれません。

十和田湖(昼食・遊覧船)

美しい藍をたたえた神秘の湖 空も山々も鏡のように映しこむ

十和田湖(昼食・遊覧船)
開放的な大パノラマが広がる雄大な湖・十和田湖。空・新緑・紅葉…周囲の風景を鏡のように映し出す静かな湖面は神秘的な美しさ。
十和田湖は、十和田八幡平国立公園内に位置し、外輪山に囲まれた高地のカルデラ湖で、奥入瀬渓流の源。周囲の長さは約46kmと広大で、最深部の深さは327mと日本3位の深さを誇ります。カルデラ湖とは、火山の噴火でえぐられた大地に、長い年月をかけて雨水が貯まったもの。エネルギーのすさまじさと年月の重みが感じられます。北の高地にありながら冬でも凍らないため「神秘の湖」と呼ばれることも。
湖の周辺にはブナなどの自然林が広がります。春には木々が花をつけ、夏は新緑が芽吹き、秋は紅葉に染まり、冬には銀世界の森へと姿を変え、四季折々の美しさに目を奪われます。新緑は5月~6月、紅葉は10月中旬~下旬頃が見頃。4月〜11月はカヌーや遊覧船が楽しめるほか、1月〜3月はスノーシューやスノーランブラーを使用して氷柱・氷瀑を鑑賞することができます。
十和田湖に突き出す中山半島に鎮座する「十和田神社」は龍神信仰のあるパワースポット。修行僧が龍と戦って勝利し、龍へと姿を変えて「青龍大権現」として祀られたという伝説のある地です。
十和田湖でとれるヒメマスやワカサギ料理、地元のワインも、ぜひご堪能ください。
十和田市~青森空港(約130分)
GOAL

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