旅情を誘うローカル線で、鉄道の旅に出かけよう
ローカル線に乗って東北を旅してみませんか?鉄道ファンなら一度は乗ってみたい列車が目白押し!険しい海岸線を走る列車や内陸を貫く列車、冬限定のストーブ列車などここでしか味わえない列車が走っています。ローカル列車に揺られて、ご当地グルメに舌鼓を打ちながら、のんびり気ままに車窓の旅を楽しんで。
只見線 福島から新潟
日本一の絶景ローカル線とも賞されるJR只見線は、全長135kmで福島県会津若松市と新潟県魚沼市をつないでいます。山岳地帯を横断し、美しい田舎の町並みの中にトンネルや鉄橋が連続していることで知られています。中でも一番人気なのが、「只見川第一橋梁」のビューポイント。橋からの眺めはまさに絶景で、写真愛好家や旅行者が好む撮影スポットです。只見線に乗って、息を飲むような素晴らしい景色を眺めにぜひ出かけてみてください。
五能線 秋田から青森
日本海の荒々しい海岸線を走るJR五能線は、1908年の開業以来、鉄道ファンを魅了してきました。青森県南津軽郡田舎館村と秋田県能代市を結び、漁村、温泉街、そして世界遺産である白神山地を通過し、一度は乗ってみたいローカル線として全国的に人気を集めています。 奇岩に打ち寄せる波や白神の山々など美しい景色を満喫できます。また、途中の各駅では、ご当地グルメや温泉などを楽しむこともできます。
特定日運航の臨時列車「リゾートしらかみ」では、津軽三味線の生演奏や津軽弁の語りべ実演などの車内エンターテイメントも行われています。
大湊線 青森
下北半島の陸奥湾側を走り、上北郡野辺地町の野辺地駅からむつ市の大湊駅までを結ぶJR大湊線。海岸沿いの平坦線でカーブも少なく、駅数が少ないのが特徴です。中でも、有戸駅と吹越駅の間は13.4kmも離れており、ローカル線としては駅間距離がかなり長く、海沿いを走る見所ポイントのひとつにもなっています。
大湊駅は、下北半島の観光拠点として恐山や尻屋崎などへの発着駅として利用されています。
津軽鉄道ストーブ列車 青森
津軽地方の冬は真っ白な雪に覆われた銀世界。そんな極寒の世界を走る、ダルマストーブを暖房にした「ストーブ列車」は冬の津軽地方の風物詩です。津軽鉄道が運営するストーブ列車は、毎年12月1日~翌年3月31日までの期間限定運行。車窓から地吹雪の景色を眺めるノスタルジックなストーブ列車に乗り込み、ダルマストーブでスルメを炙って食べたり、身体を温ためるために日本酒を飲んだりとめったにできない体験ができます。ぜひ異国情緒溢れる冬の列車旅に出かけてみませんか。
秋田内陸縦貫鉄道 秋田
秋田内陸線は、その名の通り秋田県の内陸を南北に貫いているローカル線。北秋田市の鷹巣駅より仙北市角館町の角館駅までの94.2kmをつないでいます。
自転車の積み込みサービス(要予約)があるため、沿線の里山の中を季節の風を感じてサイクリングすることもできちゃいます!また、沿線の温泉施設の入館割引がセットになっている乗車券も!のどかな里山の原風景を楽しみ、美しい景観に癒されてください。