一度は行ってみたい!世界に誇る東北の遺跡・遺構
過去から未来へ引き継ぎたいかけがえのない人類の宝物、それがユネスコで採択される世界遺産です。
東北にも、世界に誇る貴重なスポットがありますよ。
2021年7月には「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました。青森県の『特別史跡 三内丸山遺跡』も、構成資産のひとつになっています。
また岩手県釜石市の『橋野鉄鉱山』を含む「明治日本の産業革命遺産・製鉄・製鋼、造船、石炭産業」は、2015年に世界文化遺産に登録されました!
さらに新潟県佐渡市の『佐渡島(さど)の金山』は、世界遺産登録に向けた取り組みが進められているんですよ。
日本人の暮らしや産業の足跡が見学できる東北の遺跡・遺構を、この機会にぜひ訪ねてみませんか?
世界文化遺産登録から1周年!『特別史跡 三内丸山遺跡』
日本最大級の縄文集落跡として世界に知られる、青森県青森市の『特別史跡 三内丸山遺跡』。
巨大な六本柱建物や大型竪穴建物、掘立柱建物の復元がある遺跡エリア「縄文のムラ」や、出土品の展示などを行う「縄文時遊館」が見学できますよ。
楽しいイベントや特別展なども行っていて、2022年7月16日から10月2日までは、世界遺産登録1周年記念特別展「北海道・北東北のJOMON」を開催中です。
縄文の魅力を発見しに行きましょう!
日本の近代製鉄業発祥の地「釜石」と『橋野鉄鉱山』
岩手県釜石市を「鉄のまち」として国内外に知らしめたのが、世界文化遺産『橋野鉄鉱山』です。
オランダの書物を入手し日本人だけで稼働させた、現存する日本最古の高炉跡があります。
地元で採れた良質な磁鉄鉱を使って日本ではじめて鉄の連続生産に成功した、歴史的に大きな意義を持つ貴重な史跡ですよ。
現地では3基の高炉跡などを自由に見学できますが、インフォメーションセンターには有料の現地ガイドが常駐しているので、詳しい話を聞きたい時はぜひガイドさんに教えてもらいましょう!
世界遺産登録を目指す『佐渡島(さど)の金山』
約400年の歴史を持つ新潟県・佐渡島の『史跡 佐渡金山』は、日本最大級の金銀山です。
金銀生産の変遷や当時の様子を今に伝える、世界的にとても貴重なスポットですよ。
中でも金銀を分離回収する巨大な施設や、山頂が人の手で堀り割られた「道遊の割戸」などはダイナミックで見ごたえがあります!
産業遺産を巡るガイド案内や、MRグラスを装着して実際の坑道を歩ける体験などさまざまな見学体験コースがあるので、好きなコースを選んで楽しみながら佐渡金山を満喫しましょう♪