啄木望郷の丘
市内が一望できる岩山山頂にあり,昭和57年,照井栄氏によって作られた「啄木望郷の像」があります。高さ345メートルの岩山山頂近くが公園として整備され、「啄木望郷の丘」として親しまれています。「啄木望郷の像」はふるさとの姫神の山にむかい、啄木がもっとも愛した「岩手山 秋はふもとの三方の 野に満つる蟲を何と聴くらむ」の望郷歌が刻まれています。そばには全国的にも例をみない詩人夫妻の”夫婦歌碑”が建てられ、啄木の「汽車の窓はるかに北に故郷の山見えくれば襟を正すも」と妻節子の「光淡くこほろぎ啼きし夕より秋の入り来とこの胸抱きぬ」の二首が刻まれています。志半ばにしてわずか20代の若さで貧しさのうちに病に冒され、相次いで世を去った二人は、今は歌となってふるさとの山河を見つめています。この公園の上にある岩山展望台からは、北上川・中津川・雫石川が流れ遠くに岩手山や姫神の美しい峰を望む「杜と水の都」盛岡を360度のパノラマで見下ろすことができます。
基本情報
- 住所
- 岩手県盛岡市新庄町岩山52
- 公式サイト
- http://www.odette.or.jp/?page_id=448
問い合わせ先
- 問い合わせ先
- 盛岡観光コンベンション協会
- 電話番号
- 019-604-3305