青森の修学旅行
世界文化遺産「三内丸山遺跡」で縄文の歴史を学んだり、東北を代表する祭り「ねぶた・ねぷた」や、青森の風土が育んだ津軽三味線を通じて知る伝統文化など、地域色豊かな学びが得られます。
青森の歴史・文化
三内丸山遺跡
日本最大級の縄文集落跡で国の特別史跡に指定されている「三内丸山遺跡」。縄文時代の人々の知恵と文化に触れることで歴史への関心を深め、古代人の暮らしから自然と共存することへの意味を考えることができます。三内丸山応援隊のボランティアガイド による遺跡内のガイドも人気です。
青森の伝統的な祭り「ねぶた・ねぷた」
東北の夏を代表する祭りのひとつで、「青森ねぶた」は1980年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。県内各地では他にも様々なねぶた・ねぷたが開催されており、代表的なものに「弘前ねぷた」「五所川原立佞武多」があります。ねぶた・ねぷたを実際に見て歴史や製作工程を学ぶことで、伝統文化への関心を高めたり、風土に根ざした地域文化への関心と理解を高めます。
太宰治記念館「斜陽館」
太宰治は1909年6月19日に本名・津島修治として誕生し、13歳までの幼少期を生家(斜陽館)で過ごしました。館内各所の説明パネルや展示物から答えを導くクイズや、最寄り駅から看板に設置されたクイズに答えながら斜陽館にたどり着く「歩けメロス」もあり、楽しみながら太宰の生活や作品に触れることができます。
青森の自然
白神山地
ユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録されている白神山地は青森県〜秋田県にまたがる山岳地帯。世界最大級の規模を誇るブナの原生林が広がり、13万ヘクタールの原生林のうち中心となる1万7千ヘクタールが世界自然遺産に登録されています。ブナの天然林の中でのトレッキングは、自然の神秘や偉大さを感じ、生命の尊さを考える機会となります。
十和田湖
十和田湖は、十和田八幡平国立公園内に位置し、外輪山に囲まれた高地のカルデラ湖で、奥入瀬渓流の源。周囲の長さは約46kmと広大で、最深部の深さは327mと日本3位の深さを誇ります。国立公園は、貴重な自然を保護しながら適正な利用ができるように様々な規制のもとに管理されており、自然のありがたさや自然保護の大切さを学ぶことができます。
種差海岸
種差海岸は、国の名勝地に指定されている三陸復興国立公園内にあります。わずか12kmの範囲に、約600種類(春~秋)の植物が生育し、多種多様な植物を観賞できる日本でも珍しい場所です。多彩な花々、多くの人の手で守られてきた鳴砂の浜、樹齢100年もの松林、国内で唯一間近でウミネコの生態を観察できる国の天然記念物・蕪島などから、自然保護の大切さと難しさ、自然の脅威について学ぶことができます。
青森での農作業体験と農家民宿
「食」と「農」を学ぶ食農教育
自分で収穫した野菜や果物を農家さんと一緒に調理し、一緒に大きな食卓を囲んで語り合うことで、農業や食の大切さ、青森特有の方言や食事などの地域に根ざした文化を学ぶとともに、かけがえのない思い出をつくることができます。
青森県の農家民宿は、旅館業法の営業許可を取得または住宅宿泊事業法による届出をしており、マニュアル配備や保険加入、緊急時の連絡体制の確立など、安全・安心の受け入れ態勢です。