会津若松の市街地に南北に伸びるレトロな街並みの通り。世界に著名な医学者「野口英世博士」が青春時代に過ごした場所です。
1歳の時に負った火傷がもとで左手の5本の指が拳を握るようにくっついてしまった英世ですが、15歳の時に「会陽医院」で手術を受け、14年間くっついたままだった指はもと通りになりました。手術の成功に感動した英世は、自分も医師になることを決意。会陽医院に書生として住み込み、勉学に励みました。
この「会陽医院」が「野口英世青春館」となり、この通りに座しています。当時の趣の感じられる蔵造り洋館で、1Fが喫茶店、2Fが資料館になっています。
悩み多き青春時代を象徴するように洗礼を受けた教会や、初恋の人といわれている山内ヨネの生家跡も、ほど近くにあります。1000円札に肖像画が使われるほどの偉人の足跡。会津若松を旅する時には、訪ねてみてはいかがでしょうか?