千円札の肖像画にもなっている細菌学者・野口英世は福島県の猪苗代町出身。ノーベル賞候補に3度も挙げられるなど世界的に活躍した野口英世の生涯と功績を伝える記念館です。
館内には生家が当時のまま保存されており、英世が1歳半の時に左手に大やけどを負った囲炉裏があります。16歳の時に受けた左手の手術で親指が動くことに感動し医学を志すことになった英世が上京時に刻んだとされる床柱の決意文も残されています。
資料館では、自ら研究していた黄熱病にかかり51歳でこの世を去るまでの波乱に満ちた英世の生涯が時代別にわかりやすく展示されており、研究にかかわる資料だけでなく、手紙や成績表といったものもあり、英世の知られざる素顔に迫ることができます。
目には見えない細菌の世界をクイズやゲームで学ぶことができる体験型の展示や、英世が研究、家族についての話や激励のメッセージなどを伝える「博士の研究室」など、大人も子どもも楽しめるコンテンツも充実しています。
猪苗代湖の湖畔に立地しており、猪苗代湖が一望できるスポットのほか、ミュージアムショップも併設されています。