飛島は周囲10.2kmの小さな島。訪れるには酒田港から定期船とびしまで約1時間15分の船旅へ。運行は1日1便~3便。日帰りも可能ですが、せっかくなので宿泊してゆったり島内を楽しみましょう。島全域が国定公園に指定されているため、豊な自然に包まれウォーキングやバードウォッチングを楽しむ観光客に人気です。
ウォーキングにおすすめの時期は、鮮やかな黄色の花・トビシマカンゾウが咲き乱れる6月頃。このトビシマカンゾウが見られるのは、ここ飛島と新潟県の佐渡島だけだとか。島内いろいろな場所で見ることができますが、トビシマカンゾウが群生する荒崎海岸が一番のおすすめ。
バードウォッチングにおすすめ時期は、4月下旬~5月下旬と9月下旬~10月下旬の春と秋の渡りの期間。渡り鳥の中継地となっている飛島では、約300種類もの野鳥が羽を休めに来るそう。普段見ることができない珍しい野鳥を見ることができるかも。この時期は多くのバードウォッチャーで島が賑わいます。宿は限られていますので、ご予約はお早めに!
日本有数の釣りスポットでもあり、真鯛や黒鯛、ヒラマサやカレイなどなどいろいろな種類の魚を釣ることができます。島内には網元直営の漁師が経営する宿もあるので、釣り船の相談はもちろん、新鮮な海の幸を食べることもできます。
島内には不思議なスポットも存在。平安時代の人骨や土器が多数出土した謎の洞窟、テキ穴や海賊の砦だったと伝わる舘岩の頂上にある解読不能な古代絵文字が刻まれている謎の石塁、古くから死者の魂が宿る場所として信じられている賽の河原など、不思議な伝説がたくさん。その他にも、海底火山と波の浸食によってローソクやマンモスの形になった岩や、日本海に沈む夕日を眺めるのに最適なビュースポットの渚の鐘や、鳥海山を眺められるビュースポットの鼻戸崎展望台など、見どころいっぱいです。