長い年月をかけて皆瀬川の急流が両岸を深く浸食され、V字谷になった小安峡。岩づたいに階段を約60メートル程降りると、その先には遊歩道が続いています。
大地の息吹を感じさせるように熱湯と蒸気が激しく噴出しているここが、小安峡一の名所、「大噴湯」。蒸気や熱水がたまっている地熱貯留層の亀裂が露出しているという世界でも珍しい地形です。もうもうと煙が漂う風景は迫力満点。
河原湯橋の上からも蒸気の噴出を眺めることができますが、健脚の方は歩きやすい靴で階段を下ってみてください。恐ろしいほどの自然のエネルギーをリアルに感じられることでしょう。