佐渡金山は、近世における日本最大の金銀山。開山は1601年とされ、1989年の操業停止まで盛衰を繰り返しながら400年近く続いた歴史があります。開削された坑道は、まるでアリの巣のように拡がり、総延長はなんと約400km!広大な敷地に点在する坑道跡、採掘施設、製錬施設など、そのほとんどが国の重要文化財、史跡、近代化産業遺産に指定されています。
「宗太夫坑江戸金山絵巻コース」では、「佐渡金山絵巻」に描かれている手掘りの採掘作業が蝋人形で忠実に再現されており、資料館も見ることができます。
「道遊坑明治官営鉱山コース」では、当時の姿のまま残されている坑道や、トロッコ、機械工場などを通じて鉱山の近代化の様子を知ることができます。佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」を間近に見ることができるのもこのコースの魅力です。
「ガイド付き世界遺産ツアー」では、「北沢浮遊選鉱場」、「大立堅坑」といった産業遺構や、鉱山町の風情が残る町並みをガイドの案内で巡ることができます。(10名以上の団体のみ。要予約)
より深く金山について知りたい方は、ヘルメット、懐中電灯を身に着け、坑道を探検する上級者向け「ガイド付き山師ツアー」もありますよ!(要予約)