仙台市荒浜地区。かつて人々が住まい、田畑が広がる長閑な地域でしたが、東日本大震災による津波により、その全てがのみこまれてしまいました。
仙台ターミナルビルはこの場所をもう一度、人々の笑い声と笑顔が集う場所にしたい、この想いを胸に、仙台市の集団移転跡地の利活用事業に参画いたしました。
2021年3月18日―震災からちょうど10年。荒浜地区にJRフルーツパーク仙台あらはまが誕生します。
震災復興(東部被災地域の復興支援)・地域連携(東部沿岸地域の農業生産者や復興事業に参画されている事業者との連携)・農業振興(「先端技術」と「収益性の高い農業」経営モデル)を目的に、地域とともに歩み、もっと元気で感動的な東北に発展させていくという心意気を持って取り組んでまいります。
県内にお住いの方はもとより、首都圏を始め日本各地と東北、海外と東北の交流人口増の一翼を担い、県外、海外のお客さまにも魅力を感じていただける施設を目指し、地域のみなさまと一緒に歩んでまいります。
「JRフルーツパーク仙台あらはま」では、一年を通してイチゴや果物狩りを体験できる観光農園の運営を通し、「震災復興」・「地域連携」・「農業振興」の貢献の一助になればと思っています。
園内では、約8.5haの土地で野菜や果物を栽培しており、イチゴハウスでは環境制御システムによる栽培管理、梨やリンゴ・イチジクではジョイント仕立とY字樹形による栽培管理、スマート農業実証プロジェクト実証圃場での参画など、新しい農業技術取り入れ実証しています。
当園では、農業従事者・農業関係者に限らず、広い分野からの視察研修を受け入れいたしております