津波火災の痕跡が残る唯一の震災遺構であり、東日本大震災をめぐる事象と教訓を後世に伝え継ぐとともに、災害から命を守るための避難行動や、平時における訓練の重要性、地域を知ることの大切さを学ぶことを目的に公開しています。
津波で流されたプロパンガスボンベや自動車の損傷などから引き起こされる津波火災は、東日本大震災の被災各地で発生しました。本施設は、津波火災の痕跡を唯一残す震災遺構として、火災に見舞われた校舎を公開しています。石巻平野に繰り返し津波が襲っていたことを示す記録も展示され、震災の教訓を、映像や実物資料、体験者の証言などで伝える遺構です。
南浜・門脇地区では500人以上の市民が、死亡・行方不明となりました。地震発生当時、学校にいた児童、教職員らは訓練通りに日和山へと避難し、多くの命が助かりました。そのことから、命を守るための避難行動や、平時の避難訓練、地域を知る大切さについても学ぶことができます。
本校舎内には立ち入ることができないため、外部通路を利用した見学が可能で、隣接する屋内運動場には、津波で大きく形を変えた被災車両や、復元したプレハブの仮設住宅も展示しています。
石巻南浜津波復興祈念公園やMEET門脇にも近く、併せて巡ることもできます。【対応言語:英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語】
・日本語と英語が併記された展示があります(一部)。
・英語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、韓国語の案内に対応したタブレット(有料)があります。