六郷のカマクラ(竹うち)

700年余りの歴史がある伝統の祭り

六郷のカマクラ(竹うち)
「六郷のカマクラ」は毎年2月11日から2月15日までの5日間にわたって行われる700年余りの歴史を持つ小正月行事です。豊作、安全繁栄を祈る「年ごい」と凶作や不幸を除去する「悪魔払い」、そしてその年の吉凶を占う「年占い」の3つが一体となったこの行事は、11日の「蔵開き」・「天筆(てんぴつ)書初め」から、クライマックスである15日の「竹うち」・「天筆焼き」までの一連の催しを指し、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
この夜に使用される青竹は数千本に及ぶといわれ、7~8メートルの青竹を持った若者たちが南北に分かれて激しく打ち合い豊作を祈願します。北軍が勝てば豊作、南軍が勝てば米の値が上がるといわれています。戦いが終われば同じ町の人々。激しい打ち合いを終えた男衆は、「今年も豊作であるように」と念じながら割れ竹でご神火を打ち合います。火柱が立ち上がり、火の粉が天に舞う幻想的な風景を目にすることができます。
観光化が進む東北地方のカマクラの中でも、今なお本来の姿を保ち、住民の伝承意識が高いことから、貴重なものとされています。
住所
秋田県仙北郡美郷町六郷字本道町115
電話番号
0187-84-4040
営業時間
料金
所要時間
備考

東北の観光・旅行情報は「旅東北」へ https://www.tohokukanko.jp/

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