「村上大祭」は、1633年(寛永10年)から続く勇壮にして華麗な祭り。国の重要無形民俗文化財に指定されている、歴史と伝統ある祭りです。
村上では屋台山車のことを「おしゃぎり」といいますが、彫刻や彩色が見事な19台のおしゃぎり運行は絢爛たる美しさ!伝統の技をこらしたおしゃぎりの中には、200年以上前のものも。おしゃぎりは町ごとにあり、それぞれ町ゆかりの「乗せ物」が飾られている点にご注目。大阪の住吉大社の景色を現した物、鶴に乗った仙人、七福神の一神である大黒様など、何が乗っているのか想像するのもまた一興。
夜には提灯の灯りをまとったおしゃぎりが、賑やかなお囃子の音と共に町を練り歩き、日本の祭りらしい情緒を感じさせてくれます。