福島県浜通り地方の北部で行われる「相馬野馬追」。千年余り前に起源を持つ神事で、毎年7月最終週の土曜日から月曜日にかけて行われます。2日目の日曜日に行われる本祭りでは、甲冑に身を固めた騎馬武者が街を練り歩く「お行列」に始まり、先祖伝来の旗をなびらせて1周1000mを10頭で争う「甲冑競馬」、数百の騎馬が空中に舞う2本の御神旗を争う「神旗争奪戦」を行います。
豪族・平将門が軍事訓練として行っていたことが始まりと言われる相馬野馬追。カッチャカッチャと甲冑を鳴らして馬で街を練り歩く勇壮な甲冑行列、轟音とともに風を切って走る騎馬武者達の躍動感が大迫力の甲冑競馬、地域の威信をかけて合戦さながらに争う御神旗の争奪戦。
戦国時代にタイムスリップしたかのような臨場感あふれる戦国絵巻を、ぜひ現地で体感してください。