古くから、由豆佐賣神社では土用の丑の日に温泉清浄祭を行い、前夜祭で、温泉が清らかでけがれがないように、ご祈祷を行ってきました。
その日は湯田川温泉神楽が神社の大前に奉納され、その後、各旅館や地区内の商店前の路上で上演されています。
古来より「土用の丑の日」にはお湯が生まれ変わるという言い伝えがあります。五十年ほど前までは、丑の刻(午前一時)にご祈祷を開始し、夜が明け始めるころ、神主が各旅館の温泉をご祈祷して廻ったそうです。(今は前夜午後八時頃に廻ります。)
この日に湯治をすると『風邪をひかない。』『1000日間健康でいられる。』『夏バテをしない。』 といったさまざまな効能が伝えられ、この「丑湯治」の風習は東北の各地や新潟県の一部で見られるとのことです。