京都の祇園祭、博多の祇園山笠と並んで日本三大祇園祭の一つに数えられる福島県南会津町の「会津田島祇園祭」。毎年、7月22日から24日にかけて行われます。
「本祭」にあたる23日の早朝には、豪華絢爛な花嫁衣装を着た女性が列をなして神社への道のりを歩く「七行器(ななほかい)行列」が行われます。艶やかな花嫁行列は実に華やか。まさに日本一の花嫁行列です。また、22日の「宵祭」、23日の「本祭」の夕方からは、勇壮に駆ける大屋台の上で子供歌舞伎が上演されるなど、期間を通じてたくさんの見どころがあります。
特徴は「お党屋(おとうや)」という組織が祭りを運営すること。神事を司るのは神社の宮司というのが一般的ですが、その土地の有力者が取り仕切っていた古来の風習を今に残しており、国の重要無形民俗文化財に指定されています。