みちのく五大雪まつりのひとつ。横手は雪国の中でも有数の豪雪地帯であり、この横手で毎年2月15日、16日に開催される「かまくら」は、雪室の中に神座を設けて水神様を祀り、中で子どもたちが甘酒を飲んだりお餅を焼いたりして遊ぶ民俗行事で、およそ450年の歴史があります。
「かまくら」はもともと、中にまつられた水神様にお賽銭を上げて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願する行事でしたが、時代の変化とともに観光化が進んで現在のような形になりました。市内に100基ほどできるかまくらの中で、中に入っている子供たちが甘酒やお餅をふるまいます。
夜の闇に浮かぶかまくらの美しさは幻想的。かまくらの数が最も多い「横手市役所本庁舎前道路公園」からスタートし、無数のミニかまくらが並ぶ「横手南小学校」や「蛇の崎川原」、武家屋敷沿いに作られたかまくら、ライトアップされた横手城とかまくらなど、かまくら会場を歩いて移動するのもオススメです。