白石城の北側、川に面した閑静な住宅街の一角に、片倉家の奥方用人として仕えた旧小関家があります。1730年(享保15年)の建築。母屋の屋根は茅葺きの寄棟造りで、茶の間と納戸、座敷を配した簡素な間取りになっています。殿様が住んでいた白石城と、家臣が住んでいた武家屋敷。両方をセットで巡ると、旅が深いものになりそう。
1990年頃までは子孫が実際に住んでいた屋敷で、今では宮城県指定文化財となっています。家の周囲には水路がめぐらされて趣があり、JRのCMの舞台にもなりました。建物の中へも靴を脱いで入ることができ、昔の土間・囲炉裏・茶の間などを見て回れます。
城下町の風情が色濃く残る武家屋敷周辺は散策にもおすすめ。大人の休日を過ごしてみてはいかがでしょうか?