スラリとした細い幹が美しいブナ林。立ち姿がとても美しいことから「美人林」と呼ばれるようになりました。今では全国から写真愛好家や観光客が集まる人気の観光スポットです。
100年ほど前、この辺りのブナはすべて伐採され原野となりました。ところが翌年、この山のブナの若芽が一斉に生えだし、ブナ林が野鳥の生息地として見直され、美人林が保護されるようになりました。
春は残雪がある中に芽吹く若葉、夏は鮮やかな緑に包まれ、ブナの木の間を吹き抜ける爽やかな風を感じることができます。紅葉が美しい秋には、落ち葉が地面を覆いつくし、ブナの林はオレンジ色に変わります。冬はまさに銀世界。ブナの枝先に積もった雪が太陽の光を受けてダイヤモンドのような輝きを見せてくれます。