白石城(別名:益岡城、桝岡城)は、白石市の中心部にあった平山城で白石市指定史跡。仙台藩の南の要衝であり、関ヶ原の戦い後、明治維新までの260年間、伊達家の重臣片倉氏の居城となりました。白石城天守閣は、1874年(明治7年)に取り壊されて以来120年ぶりに1995年(平成7年)に再建されました。全国的にも数少ない木造復元は、学術的にも高い評価を得て、戦後の木造復元天守閣では、高さ・広さともに日本最大級を誇ります。
白石城のある益岡公園には約200本の桜があり、4月中旬頃に見頃を迎えます。また、夏には白石夏まつり花火大会を白石城天守閣から観ることもできます。そして、10月下旬頃からは紅葉の見頃となり美しい漆喰の白石城と紅葉のコントラストを楽しむことができます。また、同時期に開催される菊花展もあるのでお城が鮮やかに彩られます。冬は、雪の白と漆喰の白の中に、いぶし銀の瓦と天然木の色が絶妙な調和を彩り、現代にはない自然色を見ることができます。雪を抱いた蔵王山をバックに自然色の白石城を是非一度ご覧ください。