十三湖北岸の標高160mの独立丘陵にあって、中世に西浜(にしはま)と呼ばれた地域を一望できる交通の要衝にあります。伝承によると、南部氏によって福島城跡の居館を攻められた安藤氏が最後に立てこもった詰城とされてきました。平成11~13年度に行われた発掘調査の結果、平安時代後期(10世紀後半から11世紀代)に築城された高地性環濠集落(防御性集落)であることが判明しました。中世にも一部再利用されたことも分かりました。現在、山の中腹に展望台が設けられており、大沼、十三湖、岩木山、日本海が一望できる景勝地です。2022年1月26日