古くから山岳信仰の霊山として人々の信仰を集めてきた田束山。町内屈指のビュースポットの1つとして太平洋を一望でき、5月下旬から6月上旬には、咲き誇る5万本のツツジで全山が燃えるような朱色に染まります。田束山は平泉三代藤原秀衡公が篤く信仰した山と伝えます。山上に羽黒山清水寺、半腹に田束山寂光寺、北嶺には幌羽山金峰寺が置かれ、七十を越える僧坊があり、四男高衡に山神祭礼を司らせたと言われます。山頂にある11基の経塚は、かの奥州藤原氏との深いゆかりを今日に伝える貴重な遺構です。山頂まで車で行くことが可能で、頂上付近には50台以上の駐車スペースがあります。