1200年もの長い歴史を持つ温泉。四季折々の風景が美しく、古くから湯治場として親しまれてきました。泉質はアルカリ性単純泉、無色透明でつるつるとなめらかな肌触りです。
全部で7つの湯があり、特に有名なのは露天風呂「大沢の湯」。混浴ですが、夜には女性専用タイムもあります。清流がすぐそばを流れる開放感、贅沢な湯浴み体験ができます。日帰り入浴もできますが、すべての湯を堪能したい方は宿泊がおすすめです。
レトロな雰囲気の「自炊部・湯治屋」、茅葺き屋根が特徴的な「菊水館」、モダンな建物の「山水閣」と個性の異なる3つの宿があり、それぞれの宿が橋や廊下で結ばれています。素泊まりもできるリーズナブルなお宿から、ラグジュアリーな旅館まで予算や好みに合わせて選べるのもうれしいポイント。湯治客が自分で食事をつくりながら長逗留できる、昔ながらの湯治宿があるのもユニーク。
詩人たちに愛された温泉でもあります。宮沢賢治は子どものころからよく訪れており、高村光太郎は「本当の温泉の味がする」と、とても気に入ったそうです。相田みつをが記した書も展示されています。