盛岡地方裁判所構内に、根回り4.3メートル、高さ10メートルで、樹齢360年ともいわれているエドヒガンザクラが伸びています。周囲21mの巨大な花崗岩を割って咲くこの桜からは、たくましい生命力を感じます。毎年4月中旬からきれいに花を咲かせ、さくらまつりの時期は多くの市民や観光客でにぎわいます。春の日差しが注ぐ日中も綺麗ですが、夜桜もまた情緒があります。1923年(大正12年)に国の天然記念物に指定されました。
裁判所の開門は、8:30~17:45ですが、門限時間外も歩道から観賞できます。石割桜が見頃の期間は観光バス臨時駐車場が設けられますが、一般車両(普通車)は近隣の有料駐車場をご利用ください。
なお、盛岡市内にはほかにも龍谷寺の「モリオカシダレ」が国の天然記念物に指定されており、1つの市内で複数の桜が指定されていることは全国的にも大変珍しいことです。また、盛岡市は桜が国の天然記念物に指定されている日本最北端の地になります。