盛岡八幡宮は、1680年(延宝8年)、第29代南部重信公により建立されました。農業、工業、商業、学問、衣食住など人間生活の根源の神として、昔から地域の人々の多大なる崇敬を集めてきました。
1884年(明治17年)の盛岡大火などの災害や永年の風雪被害を受けて社殿は再建がくり返され、現在の社殿は1997年(平成9年)に新八幡宮として建て直されました。色あざやかな彫刻の施された朱塗りの大社殿が、新しい「盛岡の顔」として堂々たる風格を漂わせています。
県下一の大社として、また人々の生活に根ざした信仰や祝い事の拠りどころとして、現在も年間を通して多くの参拝者で賑わっています。県内一の人出で賑わう初詣だけでなく、毎年1月15日には「どんと祭」「裸参り」、2月3日は「節分祭」「火防祭」が開催されます。また、9月14日から16日まで行われる「盛岡八幡宮例大祭」では多くの神輿渡御や流鏑馬神事が行われて、境内は溢れんばかりの人で賑わいます。</p>