「寺山修司記念館」は、遺族の寺山修司の母はつ氏より三沢市に寄贈された遺品を、保存公開するために約3年の歳月をかけ建設されました。寺山修司と親しかった粟津潔氏のデザインをもとに、九條今日子氏をはじめとする元「天井棧敷」のメンバーなど、数多くの関係者のアドバイスを得て1997年に開館。
展示棟とホワイエ棟が渡り廊下でつながり、上空から見るとテラヤマ演劇・映画の小道具として登場した「柱時計」のよう。ホワイエ棟外壁には、寺山氏と交流のあった約30人のメッセージ陶板や、テラヤマ作品を題材にした陶板が多数貼り込まれており、とてもユニークな外観。
館内では、寺山修司が主宰した劇団「天井棧敷」の舞台や映画のセットを再現。見て触って楽しめる前衛的な展示、シュールな世界観をご堪能ください。