釜石市、大船渡市、住田町にまたがる山で、標高1,351m。北上山地では標高1,914mの早池峰山に次ぐ高さの県立自然公園五葉山は、動植物の宝庫です。そして北上山地の中でも一番海に近い山として知られています。そのため山頂からの眺めは大変魅力的で、三陸海岸の雄大な景色を一望でき、天候が良い時は宮城県のきれいな三角錐が特徴の金華山も望め、県内外から多くの方々が足を運びます。6月には、「ツツジ」7月には「シャクナゲ」が最盛期を迎え毎年登山者を楽しませます。(「五葉山」の名は、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩、虚空蔵菩薩、愛染明王の五仏を祀る事からとも、伊達藩の「御用山」であったことから「五葉」と名付けられたとの説と「五葉松」になぞられつけられた説もあるそうです。)8合目には「しゃくなげ荘」という山小屋があり、施設内には薪ストーブも完備されており登山者の憩いの場や宿泊施設として重宝されています。