千年以上前から利用されている名湯。伊豫国道後温泉、摂津国有馬温泉と共に 日本の三古泉として名が知られていました。中世には戦国大名の来湯も多くあり、江戸時代(1603年–1868年)は文人墨客の来遊が絶えなかった、歴史ある温泉です。
こんなにも長い間、人々から愛されている秘密は、多種多様の効能があるから。全国的に珍しい泉質で、「美人の湯」(美肌作用・解毒作用・末梢血管拡張作用)、「心臓の湯」(血圧を低下させる・動脈硬化、高血圧に効く)、「熱の湯」(高齢者向き・保温効果が高い)という効能を併せ持っています。湯量も豊富。地下約50メートルから汲み上げられた毎分5トンの湧出量を誇ります。源泉かけ流しの天然硫黄泉が自慢の旅館も少なくありません。
東北の中では四季を通じて比較的温暖な気候。風情の良い温泉街を散策した後は、小名浜港で水揚げされた新鮮な海の幸をどうぞ。