磐梯朝日国立公園秘湯の露天風呂 湯の平(ゆのひら)温泉
湯の平温泉のはじまりは、文久年間(1860年代)に山形県米沢のマタギ(猟師)が三人でクマ狩りに飯豊(いいで)川へやってきたが、そのうち一人が誤って崖下へ転落、負傷した。しかし、谷が深く、残された二人は救助することもできず、持っていた食糧を投げおろし、やむなく引き返した。負傷したマタギは、谷を下って行くうち、一か所だけ雪が融けて熱湯が湧き出しているのを発見。手当をかねて入浴すると傷は意外に早く治り、マタギは無事命を取り留めた。これが湯の平温泉のはじまりといわれている。