季節が秋になり、山々が色づきはじめると、少し遅れて津軽の里も鮮やかな色に染まり、弘前公園の紅葉も1,000本の楓、2,600本の桜が美しい色を放ちます。鮮やかな弘前公園の紅葉の中で行われる弘前城菊と紅葉まつりは、紅葉を楽しみ、お互いの育てた菊を持ち寄って品評会などを行っていた観楓会が発展し、昭和37年(1962)に「菊ともみじまつり」の名称で始まりました。現在は、毎年10月下旬から11月上旬に開催されます。弘前城植物園を主会場に、丹精込められて造られた大輪、中輪、懸崖などの香り高い菊花が見事に咲き競い、古城の秋を演出します。その他にも夜には「桜や楓の紅葉ライトアップ」やねぷた絵を使用した「錦の灯り」により夜の弘前公園の魅力を幻想的に表現します。ここでしか味わうことのできない、華やかで妖艶に煌めく世界をぜひご堪能ください。