福島県にあります富岡町が整備した博物館相当施設であり、東日本大震災と原発災害で生じた震災遺産を紹介しています。テーマは「複合災害を地域の歴史に位置づける」。
地域で長い時間をかけて積み重ねられてきた日常が覚悟なく奪われた事実を生活者の目線から伝え、「あの日」を境に起きた町の変化を展示しています。3.11からの町の10年間、町民の被災・避難経験談、当時の中学生の証言を元にしたアニメーションの3本のシアター動画に加え、プロジェクションマッピングで町の被災状況や避難指示区域の変遷、避難経路などを説明しています。展示はすべて町の学芸員が担当しており、希望があれば展示解説が受けられます。
富岡ならではのワークショップ・体験事業も予定しており、塩炊き体験や土器・まが玉造り、古代式の火起こし体験、昆虫採集と標本づくり講座など多岐にわたるラインナップを用意しています。