蔵王温泉は、開湯は1900年前、日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由により発見されました。江戸時代になると、蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、早くも総合リゾートとしての様相を呈しています。大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や、街灯、駐在所など様々な施設が設置され、観光地としての足がかりを築きはじめました。昭和に入るとスキー場もオープンし、それに伴い、ロープウェイ等設置、観光道路開通など、ますます観光地としての蔵王を確立しました。それらに並行し、古くからの旅館に加え、ホテル・ペンション・民宿等も相次いで開業。東北最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しています。