箱崎の獅子舞(福島県指定重要無形民俗文化財)は、伊達市箱崎地区に戦国時代の天文年間(1532年~1555年)から伝わる舞です。毎年4月29日から4月30日に開かれる箱崎愛宕神社例大祭で五穀豊穣・鎮災防火・家内安全を祈り奉納されます。この獅子舞は「先獅子」「中獅子」「牝獅子」の3匹の獅子、翁面をつけた「半兵」、ひょっとこ面の「ささら」などで構成され、初日(29日)は神社境内で笛や太鼓の音色に合わせた多彩な舞が奉納されます。2日目(30日)は、箱崎地区を練り歩く「村廻り」が一日がかりで行われ、夜になると福厳寺で「掛け合いの舞」を奉納します。舞の中でも、最も格式があるとされる「掛合いの舞」は、獅子たちの喜怒哀楽を巧みに表現する舞で、多くの人が見物に訪れます。■開催時期 毎年4月29日から4月30日■開催場所 獅子舞奉納:愛宕神社(福島県伊達市箱崎字愛宕山1番地)、掛け合いの舞奉納:福厳寺(福島県伊達市箱崎字山岸2番地)