弘前城築城当初、北門(別名:亀甲門)が追手門(正面の門)でした。正面の守りを固めるために町割りされた武家町の一部が、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。広さは約10.6ha(東京ドーム約2個分)。いまでも当時の短冊型の地割りと屋敷構えを残しているほか、路境及び敷地境のサワラ生垣と黒塗りの板塀・表門が連なり、独特な景観を生み出しています。
地区内では、弘前市所有の4棟の武家住宅を一般公開しており、簡素ながらも剛健な藩政時代の武士の暮らしぶりを伝えています。
■公開武家住宅
・旧弘前藩諸士住宅(旧笹森家住宅)(国重要文化財)
・旧岩田家住宅(青森県重宝)
・旧伊東家住宅(青森県重宝)
・旧梅田家住宅