喜多方ラーメンの歴史は大正末期から昭和初期にさかのぼります。当時、市内にはラーメン店というものはありませんでしたが、中国から渡ってきた一青年がチャルメラを吹き屋台を引いてラーメン(支那そば)を売り歩いていました。その手作り支那そばこそが70余年の歴史を持つ喜多方ラーメンの元祖と言われています。喜多方ラーメンは基本的には醤油味ベースと思われおりますが、各店舗によって味もスープも千差万別です。 麺も太さ、縮れ、コシも異なります。「平打ち熟成多加水麺」と呼ばれる一般的な麺より水分を多く含んだ麺が大きな特徴です。最近ではさらにバリエーションも豊富になってきており塩味や背脂入りラーメンも人気です。人口5万人程度のまちに約90店舗ものラーメン提供店があり、朝からラーメンを食べる「朝ラー」という文化もあるまさにラーメンのまちです。喜多方市民のソウルフード「喜多方ラーメン」を是非ご賞味ください。