全国でも稀な、絶滅危惧種に指定されているクマガイソウ自生の群生地。約5,000株の花が5月中旬から下旬にかけて山の斜面いっぱいに咲く姿に、圧倒されること間違いなし!地元の守る会が大切に保護しているため、毎年「クマガイソウの里まつり」開催期間中にしか入場できないレアスポット。入場には保護活動協力金が必要。
◇保護鑑賞価値が高い野草のために、園芸採取により自生地が激減。永い間、村人に大切に見守られてきた水原地区のクマガイソウも、近年乱獲の被害に遭い、危機感を感じた有志の方々が平成15年に「水原の自然を守る会」を発足。一人でも多くの人々に、幻の花クマガイソウや水原地区の豊かな自然を守り育む心を広げるため、毎年「クマガイソウの里まつり」を開催している。希少な花々の保護のため、期間限定の鑑賞と、保護活動協力金へのご理解をお願いいたします。
◇クマガイソウ クマガイソウとは、ラン科の多年草で、紅紫色の網目静脈がある袋状の花弁が特徴の花。 昔、一の谷の合戦で有名な源氏方の武将熊谷直実(くまがいなおざね)が、流れ矢を防ぐために背負って戦った布の袋(ほろ)に形が似ていることからこの名が付けられており、別名「ホロカケソウ」とも呼ばれる。