関善酒店主屋は、明治38年に建造された築100年を超える建築物です。かつては花輪で酒造りを営み、地域の政治・経済・文化の発展に寄与した旧家・関家の職場兼住居でした。建物は花輪商店街のほど近くに位置し、桁行14間(約24.8m)、梁間11間(約21m)の大規模な平入町家です。上質な近代和風建築であり、特に吹き抜けの通り土間上部の架構は東北最大級の規模で、技術、意匠ともに秀でています。当時の暮らしぶりをそのまま残してある建物の中は現在も見学することができます。また、草木染などの伝統工芸品も販売されています。★ 国 登録有形文化財(2006年)