湯野上温泉は古く、奈良時代に発見され、「湯の原」と呼ばれ、大川渓谷の岩間の湧き湯を利用した「安楽湯」「箱湯」「舟湯」猿湯」「舘湯」等々の風呂があったようです。泉質はアルカリ単純泉、神経痛、筋肉痛、慢性消化器病に効き、マイナスイオン濃度も高く、身体の芯から温めてくれます。また、最寄駅の湯野上温泉駅は、全国でも珍しい茅葺屋根の駅舎が出迎えてくれます。春にはホーム沿いの桜並木が一斉に花を咲かせます。駅舎の中には囲炉裏もあり、大内宿の玄関口として風情ある景観は、2002年に東北の駅百選にも選定され、撮影スポットとしても人気があります。桜が満開を迎える4月には、ライトアップされた駅舎と夜桜を見ることができます。