藤里駒ケ岳(標高1,158メートル)は藤駒岳とも呼ばれる能代山本地域の最高峰です。毎年雪解けの時期には山肌の残雪がちょうど駒(馬)の形に見えることからそう呼称され、地元では古くから信仰の山として崇拝されています。黒石コースと樺岱コースの2つの登山道があり、山頂からは白神山地の圧倒的景観や岩木山、男鹿半島などを一望できます。
田苗代湿原では、白神山地で散策できる2つの湿原のうちのひとつです。春から夏にかけてミズバショウやニッコウキスゲなど様々な高山植物が咲き誇り、訪れる人を楽しませてくれます。藤里駒ケ岳(標高1,158m)山頂に住む女神の田んぼだったという言い伝えがあり、豊凶を占う岳参りの場所として昔から尊崇を集めています。湿原内には木道が整備されており、貴重な自然を間近に楽しむことが出来ます。