江戸時代、多くの鶴が飛来したことから町名にその名がついたという鶴田町。めでたい鶴づくしのこのまちで、オブジェではなく本物の鶴が見られるのが、津軽富士見湖畔にある丹頂鶴自然公園です。国の特別天然記念物に指定されている丹頂鶴を、柵越しに間近で見ることができます。平成5年に中国黒竜江省より2羽を譲り受け、平成9年にはロシア連邦アムール州より、つがいを譲り受けました。現在では、鶴田町で産まれたものや多摩動物公園から借り受けた丹頂鶴が飼育されています。実際に空を飛んでいる丹頂鶴を見ることはなかなかできませんが、鶴凧揚げで見ることは可能です。また、公園内のホタル池では、平成19年から地元の小学生が、ゲンジボタル、ヘイケボタルの幼虫、ホタルのえさとなる巻き貝「カワニナ」の放流を行っています。美しい水辺とともに、7月にはホタルが舞う幻想的な光景も見られます。