由利本荘市の矢島地域は、鳥海山で最も古い登山口とされ、鳥海修験の宿場町としても古くから栄えたとされます。由利十二頭と言われる戦国時代や、江戸から明治にかけて生駒氏が統治した藩政時代など、多くの歴史的な寺院や建物、逸話が残る地であり、鳥海山の麓の盆地で坂道も多く、様々な出自の寺社仏閣が点在していて街並みも風情があります。豊富な伏流水を源にした酒蔵、天寿酒造と佐藤酒造店が今なお営みを続けており、由利本荘市を縦断するローカル鉄道「由利高原鉄道」の本社と終点矢島駅は、地元住民のほか鉄道愛好家に愛されています。ガイドとともにこのまちを巡り、奥深い歴史・文化に触れてみませんか。