房住山(ぼうじゅうざん)は、三種町琴丘地区から能代市二ツ井地区にまたがる山で標高は409.2mです。
山頂からは東に森吉山、西に大潟村の広大な干拓地・男鹿半島、日本海を一望でき、また一帯は自然観察教育林に指定されています。
房住山は樹齢200年を超える天然杉や高山植物が生い茂る、神秘的な雰囲気が漂う山です。征夷大将軍の坂上田村麻呂と蝦夷の長面三兄弟との戦いの逸話をはじめとする多くの伝説が言い伝わるほか、古くから山岳仏教の拠点として栄え、江戸時代に建立された三十三観音が今にその姿を留める信仰の山でもあります。
毎年5月下旬の日曜日には山開きが行われ、町内外から多くの登山愛好家が訪れます。山の会に登山ガイドを依頼することで、房住山の歴史や言い伝えを聴きながら登山を楽しむことができます。
下山後は麓にある休憩施設「ぼうじゅ館」でお休みください。周辺には散策路やパターゴルフ場が整備されており、自然の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。