「いぶりがっこ」とは燻した大根のたくあん漬けで、スモーキーな香りとパリパリとした食感が楽しめる横手市を代表する郷土料理(漬物)のひとつです。秋田県内陸部では雪のため、外で大根を干すことができず、いろりの上で大根を干していました。横手市山内地域では、このいろりの煙でいぶされた大根を塩と米ぬかで漬けたたくあん漬けを食べていました。現在は「いぶし小屋」と呼ばれる専用の小屋で大根をいぶします。横手市山内地域では、11月から12月にかけて、「いぶし小屋」から煙が立ち上る光景があちこちで見られ、横手市の原風景のひとつとなっています。